488管理組合が提出済み 管理状況届け出 9月30日時点で約7割 吹田市
大阪府吹田市は10月18日、マンション管理条例に基づく管理状況届け出制度で、届け出期限となる9月30日までに488管理組合が届け出書を提出したと市ホームページで明らかにした。制度を開始した7月1日から3カ月間で市内全管理組合の7割程度が届け出たとみられる。
市内全管理組合数について市住宅政策室は「複数棟で管理組合が一つだけだったマンションもあった」などとし現在調査中だとしている。
ただ制度創設に当たり市が推計した市内全管理組合数は2021年12月時点で675。これを分母にすると届け出率は72.3%と半分以上の管理組合が届け出たことになる。
同室は「9月に入ってからの届け出が多かったと感じている」と話す。今年10月以降分については集計中。
届け出件数については「多くの管理組合さんにこの制度をご理解いただいたとありがたく思っている」と話している。
同室によれば、制度開始前に一般社団法人マンション管理業協会にも制度について案内した。
こうした働き掛けが届け出数の多さの要因かどうかについては「何とも言えないが、もしかしたら管理会社さんで何か動いてくださった部分があるかもしれない」(同室)。
届け出方法は電子申し込みシステム・郵送・持参のうち郵送が多く、件数は少ないが持参もあったという。
未届けの管理組合には10月20日ごろ届け出を促す手紙と届け出書を郵送した。
以上、マンション管理新聞第1253号より