副会長10年 ついに大役 日管連第3代の会長に就任 瀬下義浩さん 新陳代謝出来る組織を 管理士業法道筋づくりも ☆この人 マンション管理新聞第1115号より
満を持してー。こんな表現が適切かどうかはさておき、2007年12月に発足したマンション管理士の全国組織「日管連」の副会長に就任して丸10年。ついに大役を担うこととなった。まずは「新陳代謝のできる組織」を目指す。その先に見据えるのが「管理士業法」の制定だ。
業法制定自体は、日管連の悲願であるが「これまでは道筋すら見えていなかった」。
「もちろん長く険しい部分はあるが、実績を積み重ねて、どうにか道筋をつくれないか」と意欲を燃やす。
そのための実績づくりとして重要視しているのが、日管連が所属管理士の「独占業務」として始めたのマンション管理適正化診断サービスと管理組合損害補償金給付制度だ。
「診断サービスの実施棟数は1万を突破しました。全国13万棟といわれていますから、かなりの実績になります」。
診断サービス業務は業法制定への布石というだけでなく、現場での業務が不足している管理士に実務経験を積ませる狙いもある。
「業をなすのが難しい」管理士の世界で影が薄い「若年層」を、いかに延ばしていくかも課題だ。若手の台頭があってこそ組織の新陳代謝が図られる。
管理会社との「共闘」も打ち出す。管理組合にとって何がプラスかを突き詰めると「管理会社とマンション管理士が両輪となるのがベスト」だと確信しているからだ。
大手管理会社のフロントとしてマンション管理の世界に足を踏み入れて今年で30年。「最後の奉公」との思いで臨む。58歳。
以上、マンション管理新聞第1115号より。
福井英樹も瀬下副会長と同じく管理会社のフロント管理職経験者であり、会長と同じく区分所有管理士でもあります。今後、管理会社経験者の社内マンション管理士であった人も定年等で、相当増加しています。瀬下会長のおっしゃられるように、管理会社とマンション管理士が車の両輪となって、マンション管理適正化法に基づき、管理組合を支えて行くことが最も重要と思われます。