平成28年度「マンション維持修繕技術者」登録5年更新講習受講 福井英樹マンション管理士
2017年3月17日(金)(一社)マンション管理業協会認定資格「マンション維持修繕技術者」の5年更新登録講習を受講してまいりました。
当該講習は、マンション維持修繕技術登録の更新を行うに際し最新の知識と技術を取得するために同協会が取得後5年を迎える有資格者に対して実施するものです。
講義1 演目:マンション維持修繕技術者の役割と最近の維持修繕の動向
・マンション維持修繕技術者の役割
・マンション維持修繕等に関する知識
・維持修繕の動向
・法的違反を起こしやすい改良工事の事例
・マンション維持修繕技術ハンドブック 第4版改訂のポイント
講師:(一社)マンション管理業協会 橋爪 利之氏
講義2 演目:マンション維持修繕技術に関わる法令等の概要とその最新動向
・マンション維持修繕に関わる国土交通省の組織
・マンション維持修繕の周辺法規 建築士法、建設業法、労働安全衛生法
・大規模修繕発注に関する通知
・社会保険未加入対策
講師:(一社)日本リノベーション・マネジメント協会 山本 隆彦理事
今回の更新講習は非常に意義のあるものでした。マンション維持修繕に関わる法規類等が改正され、関連の最新動向の再確認もすることができました。
当該類(国家資格等)の更新講習は、義務感で受講するのではなく、受講するからには貴重な時間を費やしているわけなので、「何か一つは必ず持って帰ってやろう。」というスタンスで臨むと必ず成果があるものです。
国家資格者マンション管理士としても、有意義な講習を提供していただいた(一社)マンション管理業協会にこの場をお借りして御礼申し上げます。
なお、マンション管理士の同胞には、維持修繕技術のハード面を深堀できる同資格取得を広くお勧めいたします。
というのも、マンション管理士試験(合格率(8~9%))ほど、ハードルは高くなく、毎年合格率25%程度以上で推移しており、さらに毎年実施されるフォローアップ講習が非常に実践的なテーマを提供してくれるからです。
また、同協会が出版している「マンション維持修繕技術」オーム社刊もお勧めの良書です。
このたび改訂され、第4版が発売されています。修繕技術のハード面を数千の事例をもとに体系的にまとめ上げており、マンション管理を業として携わるものには座右の書となること間違いなしです。