堺市 市内初の管理計画認定 「ステーションプラザ泉ヶ丘」 築35年・84戸
堺市は11月24日、マンション管理計画認定制度で南区の「ステーションプラザ泉ヶ丘」(築35年、84戸)を同日付けで認定したと発表した。市の認定第1号。市のホームページの「管理計画の認定を受けたマンション一覧」には管理組合の同意を得てマンション名や戸数・建設年、管理形態などが掲載されており、こうした情報を公開しているのは同市が初とみられる。
市住宅まちづくり課は公開する理由を「他の管理組合にも見ていただく、例えば『こういう年代も認定が取れるんだ』と積極的に取得していただけたらいいと思って」と話す。
同マンションの管理形態は全部委託。管理会社は近鉄住宅管理。
同課によれば、認定申請は10月31日。
同課によれば、このマンションは「管理計画認定手続支援サービス」を利用せず市に直接申請した。認定制度が始まった10月1日以降、必要な書類の確認や記入方法などについて相談を受けていた。
認定制度の市の独自基準は6項目。同課によれば、旧耐震基準マンションが対象の耐震関係3項目は同マンションが新耐震基準だったため審査の対象外。それ以外の「防災アクションプラン」を管理規約等に規定、管理組合専用郵便受けの設置、建築基準法の定期報告で要是正項目の改善予定を長期修繕計画に記載といった3項目を審査した。
高経年マンションが認定第1号となった点については「こういう事例が出てくるのはありがたい。高経年でも認定が取れることを周知して件数を伸ばしていければ」と評価している。
以上、マンション管理新聞第1222号より。
同管理組合の理事長 土居正弘様は、小職が所属する(一社)大阪府マンション管理士会に所属するマンション管理士です。
土居様は、率先して、申請時に、当該認定のために愚直なまでのご努力をされておられるお姿に頭がさがりました。
堺市の認定第1号となり、ここに敬意を表します。