「第三者管理者サービス」提供 「TAKSTYLE」すでに8棟の受託実績 大和ライフネクスト
大和ライフネクスト(本社東京)は9月26日、同社が区分所有法上の管理者に就任する第三者管理受託サービス「TAKSTYLE」(タクスタイル)の提供を始めた、と発表した。同社によれば今年5月にサービスを始め10月3日時点で8棟の受託実績がある。2027年3月末時点で400棟の導入を受託目標に掲げている。
「TAKSTYLE」は、マンション管理士・管理業務主任者などの資格保有者が管理者に就任する。管理業務を受託する担当支社・支店とは別の専門部署「管理者管理サービス推進チーム」に所属する社員だ。マンションの会計を担当する部門も含め、支社・支店、管理者担当、会計部門にお互いけん制機能を持たせ不正を防止する体制を創った。
同チームは4人で組織。直接の担当者は現時点では2人だが、今後受託拡大に応じて増員する見込みだ。
導入に際しては従来の理事会は廃止し理事もいなくなる。監事は残るが管理規約の改正が必要だ。
サービス利用者時は管理委託契約とは別に管理者業務委託契約を結ぶ。契約期間は導入が承認された総会の翌月1日から次回通常総会開催月の3カ月後の月末まで。その後は1年間の自動更新となる。
管理会社による月次報告 「利益相反」にも配慮
管理業者が管理者に就任する際に懸念される「利益相反」については「管理組合が大和ライフネクストに業務を発注する場合など利益相反となり得る取引については原則として管理組合員にその経緯・経過を説明の上、総会で承認いただいた上で履行する」とし、業務の透明性確保に努める。
以上、マンション管理新聞第1216号より。