8人中3人が全額納付 野洲市無人マンション行政代執行費用 未納者とは面談も
投稿日:2020年10月10日 作成者:福井英樹 (1909 ヒット)
滋賀県野洲市が無人マンションの跡地共有者に請求した行政代執行費用が、納付期限の8月20日までに8人中3人から支払われたことが分かった。市が9月16日に公表した同14日の部長会議の要録で支払いがあった旨報告がされている。
要録によれば、3人は納付期限までに1人当たりの請求金額1312万5828円全額を支払った。未納だった残り5人については、9月4日を期限とする督促状を送付したが、いずれも支払いはなかった。
市住宅課によれば、納付済みの3人は一括で支払った。9月17日時点で未納者5人中3人とは面談や電話で納付についてヒアリングをしており、現在の生活状況や分割での支払いが可能かどうかなどを聞いている。
支払いの意思については「意思を示されている方もいるが、金額に納得していただけない方もいる」(同課)。残る2人も今後ヒアリングする。
一方、請求を行っていない行方不明の法人については「不明ということで処理するのか、他に方法がないのか弁護士と相談する」(同)という。
マンション管理新聞第1149号より。