オークラハウジングに指示処分 国交省中部整備局
投稿日:2013年08月08日 作成者:福井英樹 (2472 ヒット)
国土交通省中部地方整備局は去る7月25日、オークラハウジング(本社大阪、川合洋明社長)に対して、マンション管理適正化法81条に基づく指示処分を行ったと発表した。
処分理由は①保管口座の印鑑保管②同一条件の管理受託契約更新における全区分所有者に対する重要事項説明書の未交付と管理者等への重要事項説明書の未交付・未説明③管理受託契約成立時の書面の未交付。
同社と整備局によると、違反が行われたのは1管理組合。分別管理方式は「イ」。①の違反期間は2011年11月から今年2月ごろまで。11年の定期総会で管理組合役員が選出されたが、役職は後日、互選で決まらなかったため、前理事長や役員から印鑑を預かるように言われ、フロント担当が管理員室で保管していた。1年以上、理事長などが決まらなかったために、②③の違反が発生した。
同社によれば、違反がわかったのは今年2月。フロント引き継ぎの際に発覚。管理組合に印鑑を返却しし、整備局に報告した。4月に右書面関係も交付した。①は業務停止30日だが、同整備局は「速やかに是正し、自ら名乗り出ており、対応が誠実で総合的判断で軽減措置をを適用して指示処分にした』と話す。