タワーマンションで大活躍 2層式連結型ゴンドラ 作業効率向上へ
タワーマンションの大規模修繕工事の成功ポイントは足場計画といわれる。工期、居住者への生活影響、安全性などに直接影響を与えるからだ。そんな中、日綜ゴンドラ(本社東京)の2層式連結型ゴンドラ(SMS工法)がタワーマンションで大活躍だ。すでに、15棟での採用実績がある。
同ゴンドラは、2階建てのゴンドラゲージを建物の形状に合わせてつなげ、設置するゴンドラシステム。壁つなぎで固定されているため、揺れが少ない。さらに、空中足場とは思えないほど広々とした作業スペースを確保、ゲージ内は自由に行き来可能で、作業効率を向上できる。
施工は建物の最上階から工事を開始し、2フロアごとに施工を完了させ下層フロアへ下降させていく。最下層フロアの施工が完了したら撤去となる。
工事中の住民に対する生活影響も少なくて済む。施工しているフロア以外は工事中の煩わしさがなく、日常とほぼ変わらない生活が可能なためだ。空中足場なだけに地上からの第三者の侵入を防ぐことができ、防犯面でも安心だ。
タワーマンションの大規模修繕工事は今後本格化する。2層式連結型ゴンドラの活躍の場は一気に拡大しそうだ。
日綜ゴンドラ株式会社
東京都中央区日本橋人形町3-7-10日本橋DOLL3-2F
TEL:03-3249-0881 FAX:03-3249-0884
マンション管理新聞第1070号「大規模修繕TOPICS」より。
大規模修繕工事といえば、中高層までは足場で対応できるのですが、タワーマンションとなるとそうはいきません。かといって、小さな通常のゴンドラでは対応はできません。建物の周囲をぐるっと囲んでしまう当該2層式ゴンドラがあれば、高層マンションでも、画期的で、効率ある大規模修繕工事が可能となることでしょう。