神戸市中央マンション交流会(宮前行男会長）主催のセミナーに参加。福井マンション管理士
神戸市中央マンション交流会(宮前行男会長)主催のセミナーに参加。内容は‘マンションをさらに進化しWIN WINをめざして”というもので、三部構成で、内容は非常に充実したものでした。
第一部は「建設産業の現状とマンションをめぐる課題等」と題して、国土交通省近畿整備局建政部課長の茂原博氏、第二部は「終の棲家となるマンションー再生の視点」と題して作家の山岡淳一郎氏、第三部は「大規模修繕工事におけるオープンブック方式について」と題して(一社)日本コンストラクション・マネジメント協会関西支部長の岡 廣樹氏並びに関西分譲住宅仕上業協同組合理事長 草刈保広氏で構成され、午後一時から午後5時までの内容の充実した優れた講演会でした。参加された方はかなりのアドバンテージを得られたものと存じます。
お国の立場の方の客観的で率直なご意見、東北大震災等での取材でもご活躍中のノンフィクション作家山岡氏の生の声、恣意の働かない透明性のある工事発注方式である「オープンブック方式」の懇切丁寧な説明。驚くべきは立場が違えど、三者の意見が同一ベクトルに向かっていることでした。
今回のセミナーは福井マンション管理士の今後の活動に大きな糧となりました。FAXでの急な参加申し込みにもかかわらず、快く引き受けていただきました神戸中央マンション交流会会長宮前行男様にはこの場を借りて心から御礼を申し上げます。当日は130人の募集に対して、170人の参加希望が殺到したとのこと。さらに参加無料にもかかわらず、参加者には「マンション大規模修繕ーオープンブック方式が常識を変える」岡 廣樹著 東洋経済新報社2,000円が参加者全員に無償で配布されました。小職もはやく、こんな役立つセミナーを開催して、広く社会に貢献したいものです。
最後に、この本は大規模修繕に関わる管理組合の役員様方、マンション管理士の面々には、お勧めの一冊です。
